NetSpeed NoCがISO 26262対応の認証を取得したので、自動車OEMに弾み

  • By Mitch Heins
  • 7th 3 2017
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NetSpeed SystemsのGeminiとOrionのNoC IPが共にISO 26262のSIL D対応の認証を取得したという今日のニュースを非常に興味深く読みました。両方とも独立系認証機関であるSGS-TUV Saar GmbHから認証を取得しました。これは、今までのところ大きな出来事で、同社のICのインターコネクトを大幅に向上させてISOの自動車機能安全規格に適合させるという仕事の大半はOEMに任せられました。明確に言うと、この仕事は引き続き行われていますが、NetSpeedの認証済みNoC IPを使用した場合、負担がかなり軽減されます。

自動車市場で競争するために、市場セグメントの差別化を目指してSoCプラットフォームが作成され派生物が生成されています。大きなブロックの多くは派生物でも同じままですが、新しいブロックが追加されてブロックの構成が変わっています。しかし、インターコネクト部分は派生物を生成するときは必ず変更されます。そのたびに、設計者は、新しいフロアプランや予想される別のトラフィックパターン、設計のQoSおよび安全性/セキュリティ要件に基づく新しいNoCを作成し直す必要があります。新しいNoCがQoS、消費電力、性能、および安全性のすべての新規要件を満たすこと、またISO 26262がASILレベルに準拠していることを再度確認する必要があることを考慮した場合は特に、この仕事を手作業で行うことは設計者に大きな負担となります。

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NetSpeedの合成機能により、新しいNoCを作成する作業は驚くほど簡単になります。設計者は、制約をすばやく変更し、NoCを再合成できます。この作業をすべて行う合成ツール、NocStudioが優れているのは、ISO 26262規格を理解し、合成する前であっても新しいNoCのISO 26262 ASILスコアとレベルの予測を設計者に提供することができる点です。

この点において、NetSpeed NoC IPは、NoCの構成方法に応じて、ASIL-B (90% SPFM)からASIL-D (99% SPFM)までに対応したレベルで認証されたということに注目する必要があります。NetSpeedのソリューションは、ISO 26262対応の認証を取得した最初のコヒーレントなNoC IPであることにも注目してください。これは、自動運転車両を対象とした最先端の自動運転SoCでは特に重要です。
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これらのSoCでは、異機種混在のCPUコア、クラスタ、視覚プロセッサ、およびストレージ間のインタラクションが複雑で、この種のインターコネクトを手作業で作成することは不可能といえるほどに複雑化しています。NetSpeedは、この課題に取り組み、高度な機械学習アルゴリズムを利用して、構成と同時に修正可能な設計をソリューションに取り入れて、複雑さを管理しつつコヒーレンシと機能的安全性を実現します。

ISO 26262の観点から、NetSpeedのアーキテクチャは、エンドツーエンドおよびホップツーホップの障害の不具合チェックなど、安全性を複数のレベルで組み込んでいます。また、NetSpeedを使用すると、設計者は、QoSとセキュリティだけでなく、特定のASILターゲットについてもNoCマスタ/スレーブ関係をすべて指定できます。他のNoCと異なり、NetSpeedのNoC IPにより、設計者は、NoCをカスタマイズして、使用されるさまざまな状況に対応するように構成できます。マスタ/スレーブ関係は、多様なASIL範囲、セキュアおよび/または非セキュアなデータ伝送用にセットアップできます。複数のスレーブを含む特定のアドレス範囲から、特定のマスタを遮断することもできます。これは合成時にハードワイヤードのファイアウォールを作成することも、実行時に動的に実行することもでき、インターコネクトを分割する必要はありません。

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最後に、ほとんどの問題と同様に、最良のソリューションは、高い自由度を伴って初期設計のトレードオフができるように当初から問題を総合的に考慮してあるものです。NoCコヒーレンシや機能的安全性のような機能を既存の固定されたアーキテクチャに追加することは、システム性能とチップ面積の点で、非常にコストがかかります。これらの両方の機能をさまざまな精度レベルで合成し最適化するNetSpeedの能力は、生成される設計の品質に大きな差をもたらします。

ここで重要なのは、NetSpeedは、特定のQoS、消費電力、性能、およびチップ面積指標を最適化できるだけでなく、システムのさまざまな部品で特定のISO 26262 ASILレベルを目標にすることもできるという点で独自性があります。これは、問題を総合的に見てはじめてできることです。

興味深いことに、ISO規格は設計のみでなく、設計チームとその仕事のやり方も審査します。NetSpeedチームがISO 26262対応の認証を取得した理由は、ものごとを総合的かつ秩序立てて考えており、それが製品に反映されているからなのです。

その他の参考資料
報道発表リンク
NetSpeedウエブサイト

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