IT業界における女性問題

  • By Kavya Ram Mohan
  • 28th 3 2018

私はシリコンバレーに来たばかりの女性ですが、頭の中は統計値とグラフでいっぱいです。データ研究者が意思決定を強化するために使用するような種類のものではなく、この数年の間に公の場で取り上げられることが増えてきた種類のもの、それはテクノロジ業界における多様性の数値です。

このデータを手元に用意して、当社の女性CEOであるSundari Mitra、そして私が毎日職場で顔を合わせている女性エンジニアから話を伺ってみました。私は、彼女たちの経験が、テーマになっているすべての調査とどのように結び付いているかを理解したかったのです。

いくつか興味深い話を伺うことができましたが、特に印象に残ったのは、さまざまな文化的メッセージによる影響と模範的な人の決定的な必要性でした。女性5人という非常に小規模のサンプリングでしたが、そのうち3人は、家族がSTEM分野でエンジニアをしているか、働いているということでした。どの女性も、大学で勉強することを選択する時期に、このことが重要な決め手となったと述べていました。彼女たちは、父や兄、あるケースでは母が取り組んでいるやりがいのある仕事を見て、自分もその仕事に就くことを決意したのです。

80年代、90年代、そして2000年でも、米国またはインドにおいてこの選択肢を選んだ彼女たちは、男性優位の大学の門をくぐり、その後、さらに男性中心の領域であるテクノロジ業界に入りました。彼女たちは皆生き残り、成功しましたが、戦いの傷跡が残らなかったわけではありませんでした。

NetSpeedの主任エンジニアであるDawn Maxonは、大学の教授が授業や研究室でいかに女子学生の存在を認めたがらなかったかを思い出していました。教授は単に、女性がエンジニアになれると思っていませんでした。「私は、その後も長らくこのことを引きずっていました。大学が長い間そうした行為を許していたことは信じられません。」STEM分野の仕事において、女性は男性ほど天分に恵まれていないという固定観念があります。

このような固定観念によって、幼い頃から子供たちにメッセージが浴びせられ、幼少期の経験の結果としてこうした考えが植えつけられるのです。たとえば、UCLAの研究者であるJane Margolis氏は、1990年代に多くの親がコンピュータを購入したが、この新しい画期的な機器を設置したのは、娘の部屋ではなく息子の部屋だったということを明らかにしました。

そのような偏見による露骨な表現は、概ね自然消滅したかのようですが、偏見自体はまだ潜んでいます。「新しい仕事に就くたびに、私は何らかの知識があり、能力があるということを証明しなければならない時期があります。この時期に、仕事で結果を出さなければなりません。男性には同じような経験はないと思います。」と、NetSpeedの主任スタッフエンジニアであるKiran Bachchuは述べています。

「あなたが女性なら、周りの人は親切にしてくれます。しかし、その一方であなたを過小評価もします。あなたに好意を抱いても、敬意を払うわけではありません。」とNetSpeedの主任検証設計者であるJJ Tuanは述べています。

仕事でのこうした自足と、経済的およびより広い意味での自立は、おそらくメッセージとして考えられる最も強力なものでしょう。それによって若い世代は、女性と男性は等しく技術的な天分があり、テクノロジの世界で自分の適所を見つける能力があることがわかるはずです。

2017年に技術系の大手企業が発表した多様性のプロフィールでは、女性が占める割合は従業員全体の17~50%であり、その溝はまだ顕著だということが明らかになりました。それでもなお、業界で働いている女性はそれぞれ、家族や全体的なエコシステムにとって模範的な人としての役割を果たします。「この分野で働く女性が増えるほど、後に続く女性には少し働きやすくなります。まったく新しい道を切り開くわけではないからです。」と、NetSpeedの設計検証エンジニアであるSwathi Dasojuは述べています。

Maxonは、変化を起こす最も良い方法は、より多くの女性をこの業界に迎え入れることだということを認めています。「この業界には素晴らしい人々が大勢います。勇気を出して、信頼のおける相談相手に助けを求めましょう。」彼女は過去を振り返ってみて、違うやり方ですべきだったと述べていました。「意見を言いかったのに、そうしなかったことがありました。その理由は、勇気がなかったか、恥ずかしかったか、その両方が混じった気持ちからでした。若い人には、話を聞いてくれる誰か、つまり信頼のおける相談相手のような人がいたらいいと思います。」

Mitraは女性たちの強力な擁護者として、彼女たちの意見を表明し、女性のイベントに参加しています。「私たちはそのイベントで、解決しようとしていることのいくつかが業界の共通の問題だということを聞いています。」と述べています。

この数十年にわたって変化を目の当たりにしてきたMitraは、状況が良くなってきたと考えています。遠隔勤務や勤務時間の柔軟性が高まったことで、この領域に大きな変化が生じました。Mitraは雇用側のリーダーとして、より有能な女性を引き付け、助けとなる職場環境をつくることに努めてきました。Mitraは一緒に働いてきた女性の数が最も多かったというMaxonの分析は、Mitraの成功を示すものです。

Mitraは、女性自身から発信されるメッセージの重要性も強調しています。「私はいつも女性社員に「少し時間を割いて、あなたが取り組んでいる素晴らしい仕事について語り、それにふさわしい褒め言葉をもらうのです。」と、言っています。」

Ada LovelaceからSheryl Sandbergまで、テクノロジ業界で素晴らしい仕事をしている模範的な女性がいます。このインスピレーションと、家庭および職場での好ましい影響を合わせて、STEM分野は男女差がなく、誰にでも門戸が開かれていると心から信じる世代が誕生してほしいものです。

Request A Demo

ajaxloader

Crafted @ Lollypop.biz